面白い世界の国「オーストラリア・ニュージーランド」その11
一八六〇年代末までのオーストラリアへの移民は一〇〇万人を超えていたが、流刑者は一七万人足らずでした。
また、流刑者を受け入れない都市もありました。
オーストラリアは、二十世紀初頭に白豪主義を唱え、主として白人の移民のみを受け入れたが、現在ではそのような差別的な政策はとらなくなりました。
そのため、世界の各地から移民が流入し、特にアジア系の移民が増加しました。
多くの国からの移民により、オーストラリアは、アボリジニ、ヨーロッパ系住民、アジア系住民などのさまざまな文化を尊重し、それぞれの文化を認め合おうとする多文化社会へと移ったのです。
ニュージーランドでも、アジア系の移民は増加の傾向にあります。
植民地の発足当時に失われていたマオリの権利の復権なども、近年になってみられるようになり、二文化、さらに多文化社会へと移行しているといえます。